院長コラム
歯並びと舌ガン
テレビ朝日の『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』
がんの原因が歯並び!緊急 家庭でデキル口の中ドック
で危険な歯並びについて放送されていました。
その危険な歯並びでなる可能性のある病が舌癌(ぜつがん)。
舌がんとは、舌の側面や裏側にできる悪性腫瘍のことで、
ここ30年間で患者数は2倍以上に激増しているそうです。
舌癌は痛みも少なく口内炎と似ているので
悪化するまで放置してしまう人が多いのだそうです。
舌癌の主な原因は喫煙、過度の飲酒、合わない被せ物、欠けた虫歯など。
慢性的な舌への刺激がガンを発生させてしまうのです。
舌ガンになる危険性のある悪い歯並びのポイントは以下の2つ。
・全体の形:健康な歯並びとは、上から見た時にU字をえがいているもの。
V字の人は危険だそう。
・歯の向き:通常垂直に生える歯が、内側に傾いて生えている人は危険だそう。
内側に傾いて生えていると、本来強く接触しないはずの舌と歯が
慢性的に擦れ合ってしまうからだとか。
[家庭でできる危険な歯並びチェック法]
1、大根の輪切りを用意
2、噛み切らない程度に歯型が付くように噛む
3、大根の歯型を見て、2つの犬歯の中心点の間隔を測る
4、この間隔の日本人の平均が男性は3~3.3cm、女性は2.9~3.1cm、この数値より小さい場合はV字型である可能性がある
http://kenko.asahi.co.jp/cmn/cmn_prg_dtl.php?communId=3&contId=94