『いびきと睡眠時無呼吸症候群の歯科的治療』のセミナーに参加してきました。
講師は長谷川誠先生（愛知学院大学歯学部客員教授）、中川健三先生（埼玉県開業）でした。

最近問題となっているメタボリック症候群患者の内
約50％が睡眠時無呼吸症候群（SAHS)だと推定されているようです。
寝ている間に何回も何十秒も呼吸が止まってしまうため
睡眠が不十分となり
日常生活の様々な支障をきたしています。
長期に亘って症状が続けば
高血圧、不整脈、心臓病、糖尿病などの循環器系障害などを誘発します。

今回のセミナーは
口腔内装置（スリープスプリント：SS）を装着することによって
いびきやSAHSの改善が期待できるという画期的な治療法です。
耳鼻科領域の外科的療法に比べ身体的な侵襲が少なく
比較的低コストな治療法として注目されています。
専門科による精密検査に基づく睡眠時無呼吸症候群の診断があれば
保険治療も可能です。

今回は自分用のSSを作製する実習もあり
非常に有意義なセミナーでした。

SAHSほどではないけれども
いびきに悩む方にも朗報ですね！

スリープスプリントのサンプルです。
コンタクトスポーツ用のマウスピースのような感じですが
顎の位置がポイントなんです！