院長コラム
研修会
令和6年度東京都歯科医師会卒後研修会に参加しました。
会場は母校の東京医科歯科大学MDタワー26階のファカルティーラウンジ
歯学部講義棟が改修工事中ということで
普段はレストランとして使われるこちらのラウンジが使われたようです。
テーマは「摂食嚥下」
脳の障害等で四肢に失調や麻痺が生じた際
お口の機能にも不調が生じることがあります。
嚥下(えんげ:飲み込むこと)機能の低下によって「誤嚥性肺炎」を生じると
生死にかかわる重篤な疾患につながります。
今回の研修では
「食べられる(食べたい)のに食べていない」患者さんの
状況を改善するために、歯科(訪問診療)での対応と
リハビリテーションに関して学びました。
また口腔機能低下症の患者さんの各種検査機器や
舌圧検査の実際、義歯調整の勘所、
更にはファイバー内視鏡のマネキン実習までさせて頂きました。
諸般の事情により当院では訪問診療は行っておりませんが
大学専門外来との連携で患者さんのQOL向上を目指すことが可能であることを実感しました。
因みに主任教授の戸原玄先生は大学の教え子です。
今後も頼もしい後輩の活躍を期待しつつ、自分もまだまだ頑張らねば!
と感じました。