院長コラム
よい歯のつどい
6月3日(日)快晴の天候の中、今年も
『しぶや・よい歯のつどい』
渋谷区文化総合センター大和田、伝承ホールで開催されました。
先ずは8020(80歳で20本以上の残存歯をお持ちの方)、
9020(同90歳以上)表彰が行われました。
今年の表彰対象者は175名
来場された対象者全員に登壇いただき、
渋谷区長谷部区長、長田歯科医師会会長からお名前を読み上げられ
晴れやかな笑顔で表彰状を受けられています。
表彰に引き続き区民向け講演会が行われました。
講師は、落合邦康先生(日本大学特任教授)
『健康長寿の秘訣 口腔ケア
-ここまで解った歯周病と全身疾患の関係-』
との演題でご講演をいただきました。
落合先生は細菌学の専門家で
お口の中の常在菌が全身疾患に及ぼす様々な影響について
学術的な裏付けとともにわかりやすくお話しいただきました。
口腔ケアが悪く歯周病に掛かっている高齢者は
免疫機能が弱まり、細菌やウイルスに感染しやすく
呼吸器系、循環器系疾患に重篤な影響を及ぼすことはよく知られています。
アルツハイマー型認知症の発症を早めたり、悪化させる可能性があることは驚きでした。
超高齢化社会に向かっている現在
口腔ケアが健康に及ぼす影響について
区民の皆様により理解して頂けるよい機会でした。
来年の『よい歯のつどい』でも貴重な情報が発信できるよう、
渋谷区歯科医師会は一丸となって努力しております。
多くの皆様のご来場をお待ちしています。