院長コラム
学術講演会
渋谷区歯科医師会の学術講演会が開催されました。
今回の講師は
奥羽大学薬学部教授の大島光宏先生で
『新発見!歯周病治療は変わるのか?
歯周炎関連繊維芽細胞の発見に基づく歯周炎診断・治療の確立に向けて』
との演題でご講演をいただきました。
一般的に知られる歯肉の病気として歯肉炎と歯周炎があります。
歯肉炎は若年者や歯磨きが十分でない環境で発生し
適切なブラッシングで改善しうる細菌による疾患です。
歯周炎(いわゆる歯槽膿漏)も細菌感染による疾患である
ということが通説になっていますが・・・
大島先生の講演では『そうではない!!』という観点から
一連の研究と成果を得られており
臨床に携わる開業医としても、目からウロコの内容でした。
まだまだ確立、認知された理論ではありませんが
歯周病治療にもパラダイムシフトが起こるかも?しれません。