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院長コラム

骨隆起

本日(5/14)付け「日経新聞プラス1」
<健康生活>に歯科の記事が掲載されていました。

「顎の硬い出っ張り」のタイトル

顎の腫れには、顎の骨そのものの腫れと
周囲の柔らかい部分(軟組織)の腫れがありますが
今回は前者の骨の隆起について。

顎骨は上顎骨と下顎骨に分けられ
顎骨が腫れる病気には「腫瘍」や「のう胞」など様々なものがある。
その中で、上あごの真ん中や下あごの内側(舌側)に
硬い骨のような出っ張りが見られることがある。
これに気付いて腫瘍ではないかと気にして
歯科を受診する人もいらっしゃいます。

これは多くの場合『外骨症』と呼ばれるもので
顎骨の表面が過剰に発育したもので
若年者には少なく年齢を重ねるに従い増えてくるとされている。

一般的に、この腫れ自体には自覚症状はないことが多く
出っ張りの表面を義歯や熱い飲食物で傷つけたときに
口内炎のように凍みる感じがすることがある。

この隆起(口蓋隆起、下顎隆起)自体は病的なものではなく
一般的には治療の必要はないが
義歯を装着する際に邪魔になることがあれば
削る手術が必要になることもある。 

顎の腫れには、部位、硬さ、大きさ、痛みの有無など様々ですので
気軽に受診できるかかりつけの歯科医院を持っておくことが良いですね。


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