院長コラム
歯石・・・とってますか?
4月16日付けの日経新聞の記事
<健康生活 ヘルス この一手>に
『歯石の除去』の記事がありました。
<健康生活 ヘルス この一手>に
『歯石の除去』の記事がありました。
歯垢(しこう)を放置すると
唾液中のカルシウムと結合して歯石となり
石のように硬く歯に付着してしまい、歯ブラシでは取れなくなります。
歯石は細菌(プラーク)と唾液の反応でできるのです。
歯石には特異的に付着しやすい部位があります。
プラークが残りやすくて唾液に触れやすい部位・・・
下の前歯の裏側と上の奥歯の頬側です。
どちらも歯ブラシンの磨き残しになりやすく
唾液腺(舌下腺・耳下腺などの唾液を産生する器官)から絶えず唾液が供給されています。
歯石を放置するとすぐに痛みだすわけでもありませんが
歯周病進行の原因となるので、定期的に取り除く必要があります。
歯科医院では、スケーラーという器具で歯石を除去し
除去した歯面を研磨して仕上げをします。
歯石の付着が進行すると歯周病が悪化し歯周ポケットが深くなっていき
歯石もどんどん深くに付着する悪循環となります。
歯石が深い部分についていれば
除去するにも痛みや出血を伴うこともあります。
普段から定期的な歯周病のチェックと
歯石の除去を心がけたいものですね。