院長コラム
新聞記事
今朝の新聞記事から大切な情報を!(日経新聞朝刊5月8日)
健康生活
『歯茎はなぜ腫れる?』
要約させていただくと
歯茎=歯肉の腫れ方には大別して2通りあります。
①細菌によって歯肉に炎症が起こるケース
②歯肉にできものができるケース:根尖性歯周炎
いわゆる歯肉炎や歯周病は①のケースです。
歯の周囲に汚れが付着したり、食べかすが詰まったままの状態で放置され
炎症が生じます。
炎症は徐々に進行しますので、最初は症状が出にくく
ブラッシング時の出血や口臭、歯のぐらつきなどで気がつきます。
一方の根尖性歯周炎は
歯の浮くような痛み(違和感)が最初の症状であり
しばらくたってから歯肉が腫れたり、ずきずきとした激しい痛みを生じます。
日ごろの歯肉のケアとしては
歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを併用すると良い。
特に①のケースなら、適切なブラッシングでかなり改善します。
出血があると、気になって反ってその部位を触らないようにしがちですが
出血は炎症の’サイン’ですので、しっかりと磨くことが重要です。
しかし②の場合には、自然に治ることはありません。
重篤な場合には抜歯しなければならないこともあります。
症状が経度でも、早期に歯科を受診されることをお勧めします。
かかりつけの歯医者さんで定期チェックすることは
むし歯や歯周病の早期発見に大切ですね!