院長コラム
SAHS
SAHSの治療についてです。
一般にSAHSの患者さんの約70%が肥満(BMI≧25)とも言われています。
そこで以下のよな治療法が症状に応じて適用されます。
①気道内持続陽圧治療
鼻マスクを装着しコンプレッサーにより空気を送り込んで、その圧力により閉塞部位を開放する方法です。現状では最も有効な治療法ですが、装置が大きく装着する違和感は否めません。
CPAP(シーパップ)などがあります。
②口蓋垂軟口蓋咽頭形成術
口蓋垂や軟口蓋が長すぎたり大きすぎるために生じる症状に対する外科的切除術です。
③スプリント療法
口腔内にマウスピース様装置をいれて、下顎または舌を前方に押し出し、咽頭部の開放をはかります。
④体重減少法
やせることで脂肪が沈着して狭くなった咽頭、軟口蓋にかけての呼吸路を広げる方法です。
⑤上下顎顎骨手術法
顎顔面外科手術により、上下顎骨を拡大して気道の開放をはかる方法です。
口腔内スプリント装置
『スリープスプリント』です。
装着した状態です。
手軽に作成できるので
まずとりかかりやすい方法です。
いびき症の方にも効果的な方法といえます。