院長コラム
SAHS②
今日もSAHSネタで続きます・・・
睡眠時無呼吸あるいは低換気によって
低酸素血症あるいは高炭酸ガス血症が引き起こされます。
その結果、覚醒反応(実際に目が覚めることではなく脳波的に覚醒している状態)がしばしば起こり
その結果、睡眠障害とそれに伴う内分泌異常(ホルモンバランスがくずれる)が生じます。
一方、循環器系に負担がかかるため、循環器障害が起こりやすくなります。
睡眠中に分泌されるホルモンには
・成長ホルモン
・メラトニン
・セロトニン・・・精神活動に関与
・バソプレッシン・・・抗利尿ホルモン
などがあります。
当り前なことかもしれませんが
睡眠ってとても大切なことなんですね。
再認識できました。
ちなみに
アルコール(寝酒含む)はバソプレッシンの分泌を抑える作用があり
トイレが近くなります。
たばこのニコチンは逆にバソプレッシンを分泌させるため
トイレの回数が減少します。